睡眠時無呼吸症候群についてお答えします
Q1:睡眠時無呼吸症候群とはどういう病気ですか?
A1:睡眠中に呼吸が止まることが繰り返される病気です。睡眠は心や身体の疲れをとり翌日の活動エネルギーを蓄えるための、人間にとって欠くことのできな い重要な行動です。ところがその睡眠中に何度も呼吸が止まった状態(無呼吸)が繰り返されることがあり、起床時の頭痛、日中の眠気などの症状をきたすこと があり、さらに高血圧や不整脈、心筋梗塞、心不全などの原因となっていることもあり、治療せずに放置しておくと交通事故などを引き起こしたり、循環器系の 病気を引き起こしたりして生命に危険が及ぶ場合があります。
Q2:どんな症状がありますか?
A2:毎晩大きな激しいいびきをかく、睡眠中に「呼吸が止まっている」といわれたことがある、朝起きたときに何となく疲労感があり頭痛がする、昼間我慢で きないほど眠くなりつい眠ってしまうことがある、肥満の傾向がある、夜間に何度もトイレに起きるなどの症状があれば、一度は専門医に相談することをお勧め します。
Q3:どんな検査が必要ですか?
A3:携帯型の睡眠時モニター(自宅で簡単に装着できる装置で、当クリニックでも施行できます)により診断できますが、必要に応じて専門施設にて1泊入院で睡眠中に脳波、心電図、血液中の酸素濃度、呼吸状態などをモニターして詳しく検査します。
当院でも携帯型の睡眠時モニターは施行できます。