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狭心症・心筋梗塞

狭心症・心筋梗塞についてお答えします

Q1:そもそも狭心症・心筋梗塞とはどんな病気ですか?

A1:両者を虚血性心疾患といいますが、心臓の筋肉に血液を送る冠動脈という血管が狭くなったりつまったりすることが原因で発生し、筋肉に血液が十分に供 給されないために胸が苦しくなる症状が出たり、心臓の働きが鈍くなる病気です。一時的に血液が不足してその間だけ数分間症状が出現する病気を狭心症、冠動 脈がつまり筋肉が壊死する病気を心筋梗塞といいます。

Q2:どんな症状なのでしょうか?

A2:胸が苦しい、胸が圧迫される、胸が痛い、左肩から上腕が重苦しい、背中が痛い、みぞおちが苦しい、どきどきする、などの症状が狭心症の場合は1分か ら5分程度続き、じっとしていれば徐々に消失します。急性心筋梗塞の場合はこれらの症状が30分以上続き、冷汗や吐き気を伴うことが多いです。まれにはあ ごが痛くなり、虫歯による痛みと勘違いするような症状のこともあります。狭心症は典型的には階段や坂道を歩いたり、気持ちが焦ったり、いらいらした時など に起こりやすいです。

Q3:会社の検診では問題は何もなかったのですが、後日に狭心症と診断されました。検診が間違いだったのでしょうか?

A3:いいえ、狭心症では血液検査や心電図などの客観的な検査では何も異常がないことが多くあります。詳細な症状の分析と運動負荷心電図などから検討して診断し、必要に応じて心臓カテーテル検査を行って診断します。

Q4:どんな治療が必要でしょうか?

A4:狭心症の程度や出現時期などを考慮して、薬、カテーテル法による冠動脈形成術(細くなった冠動脈の内部に細い管を入れて風船により拡げる方法)、さ らにバイパス手術による方法を組み合わせて治療しますが、最も大事なことは、狭心症や心筋梗塞にかかり易くなることがわかっている高血圧、高脂血症、そし て糖尿病の治療、さらに禁煙が最も大切になります。

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